留学先で友達ができるか不安な人のための読み物

留学と聞いてあなたは何を思い浮かべますか?
新しくできた友達とホームパーティーしたり一緒に旅行に行ったり、夜はクラブで踊って...などでしょうか?それとも、図書館にこもりっきりで勉強に忙しくなるイメージでしょうか?

留学期間中は、勉強についていくこともそうですが、友人関係はその土地での生活を大きく左右することになるので、かなり重要ですよね。

私は留学前、留学経験者の先輩方が現地の友達とのホームパーティーやクラブの写真を留学経験談として使用しているのをよく見て、「留学=パーティー」というイメージが大きかったです。

そんな印象が大きくて不安に思う方がいらっしゃるかもしれません。今回の記事は、そんな中でも「あまりパーティーとかクラブとか好きじゃないよ」って方向けの記事です。


私の留学生活と友だちづくり

まずそもそも、私はどうだったのかというと、ブダペストに10ヶ月いる間にクラブは1回だけ、バーでのDrinking partyみたいなのも10回も行ってないと思います。もちろんたまには結構楽しくて好きだけど、夜遅くに一人で帰るのは嫌だったし、頻繁にやるよりかは、その時間を読書に使うほうが好きでした。

先に述べたように、留学といえばパーティー!というイメージはあるかと思いますが、実際はパーティーに行かなくても友達は作れますし、留学は楽しめます。パーティーをたくさん楽しんでいる人たちは半年や1年の短期の留学生がメインで、現地の正規留学に来てる人や正規のハンガリー人学生は毎週のようにパーティーをしたり旅行に行っているわけではありません。考えてみれば当たり前のことですが。

そして更に私の留学経験についてお話しますと、実は私はブダペストでの留学経験の前に既に3回の留学を経験していて、クラブとかホームパーティーでめちゃくちゃ楽しんだり、誰とでも友達になってSNS交換して... という一連の「留学生」の流れをやり終えた感がありました。もちろん当時はめちゃくちゃ楽しかったけど、そこで楽しみ切った感がありました。そして楽しさの延長で、何か生まれるわけではなかったです。

そして4度目の留学だったハンガリーでの1年の留学で、「今回こそは長く付き合える友人を見極めて、学びの多い、何か新しい価値観や物の考え方が形成できるようになる留学にしよう」と決めていました。


留学らしくないと悩んだことも。


正直私は上記のような考え方が当時できなくて、なんで私クラブとかパーティーとか全然行っていないんだろう。他の日本人の友達は、いっぱいクラブ友達とか夜遊び友達がいていいな、とか。私は留学生らしい留学生活を送っているのかな?本当にこれでいいのかな?というように。

周りの留学生がパーティーを楽しんでいるインスタストーリーとかを見ると、私は友達が何十人もいるわけじゃないし、本当に留学生として楽しい生活を送っているのかな?と悩むこともありました。

今だから言えますが、留学生活の過ごし方に正解はないし、過ごし方に競争なんてないですよね。留学で得たいものやライフスタイルは人それぞれ違うので、留学中の生活は「こうであるべき」というものはなく、人それぞれあっていいと思ってます

日本ではなかなかできないから、現地の子たちとクレイジーに踊り倒したい人もいれば、日本から出ても変わらず過ごす人もいていいと思います。




どんな友達がいたの?


じゃあ私に友達いたの?っていう話ですが、もちろんいました!

・社会や政治について考えて語り合うイベントが好きだというロシア人の女の子。
・ブランチを食べに出かける方が清々しくて好きというハンガリー人の男の子。
・旅行でもしてゆっくり過ごしましょうよ。というポーランド人の女の子たち。
・折角ハンガリーで勉強をしているんだから、ヨーロッパの文化を学べるような暮らしがしたい!という中国人の女の子。

まだいますが、特に仲良くしていたのはこのくらい。
大人しい子、内向的な子の特徴ですが、全体的ににぎやかなパーティーで会うよりもかなり深く付き合えるので、彼らと過ごすのがとても好きでした。

何度か行ってみた夜のにぎやかなパーティーでは、なかなか深い議論を交わすことは難しかったですが、やはり朝やお昼間に静かに一緒に過ごすと話をどこまででも深くすることができました。その分、政治のお話や社会問題など、日本人の友達とはあまり話さないようなことを議論する良い機会に、良い練習になったと思っています。

なかなか授業で自信を持って発言ができなかった一方で、こういう信頼できる、英語を間違えても恥ずかしくない友達と会話と議論を続けることで自分に英語での議論力
のようなものがついたと思っています。

上述したように、期間限定の留学生はパーティーを楽しんでいますが、正規の学生はそんなにたくさんパーティーをしているわけではないので、そういう友達を作るなら正規留学の現地大学生とお友達になってみるのがいいかもしれません。セミナータイプの授業はグループワークも多いので、友達も作りやすいと思います。


私が思うこと

1年の海外留学は、自分の価値観をいい意味で変えてくれ、英語での思考力をぐんと伸ばしてくれました。そして何より、今までしたどの留学よりも、トータルで自分に自信をつけさせてくれた1年だったと考えています。英語での論理的思考力や、議論する力もついたと思っています。

当時仲良くしていた友達とは、たまに連絡をしあいますし、ゆるくて心地の良いつながりが保てています。

留学といえども、その過ごし方は十人十色。
せっかく日本と違う環境にいるので、今までできなかったことにチャレンジしてみるもよし、自分の興味をどんどん伸ばしていくのもよし。

私は私が必要なだけの友達の数がいて、必要なだけの深さで付き合う。他の人は彼ら彼女たちなりの友達というものがある。結局そういうところじゃないでしょうか。どちらが正しいということはないと思います。私が頑張ってパーティーに行ったところで疲れて浅い人間関係しか作れないと思いますし、自分と他人とを区別して考えれるように、なりたいですよね。




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