大学院出願でエージェント/予備校は使うべき?

大学院に行こうと考えていらっしゃる方は、本当に情報が少なくて不安に思う方もいらっしゃると思います。そんな方々がまず迷うのが、予備校に通うかどうかではないでしょうか?

私も実際、かなり迷っていたので、実際に熟考した上で通ってみてどうだったのか、意見を述べさせていただきます。ぜひ参考になればと思います。



はじめに。私の体験談


結論から言うと、私は予備校を使ってよかったと思っています。
ただ、闇雲に通うのではなく自分のニーズに合わせて使うのが一番いいのかなと思います。

私は大学4年の夏から1月くらいまで2つのコースに通ってお世話になりました。
9月まではリスニングとリーディングのコース(全8回)に、10月終わりから1月にはコンサルティング(レジュメなどの作成)のコースに月1〜2回ほどずつで通いました。

この2つは自分がサポートしきれないレジュメ作成や、自分が本当に苦手としているTOEFLリーディングとリスニングのクラスです。

なかなか学生にとっては高すぎる投資と思って、はじめはなかなか気が進みませんでした。でも終わってみると、予備校がなくては合格はなかったのかも、と思っています。そんな私の考えを今日はシェアします。


「自分ではカバーしきれないところをサポートしてくれる」


やはり予備校は予備校。何年も何十年も知見が溜まっているので、いろいろな面でサポートをしてくださいます。

大学院にアプライするのはほとんどの方が初めてだと思うので、対策を始めるとなると本当に小さな疑問が何十個と湧いてきます。英語のスコアはどのくらい見られてるの?とか、レジュメでこれを書いたらマイナス?これを書くといいのかな?などなど。インターネットで検索することもできますが、まだまだ日本では海外大学院留学というのはニッチで、個人ブログなどで体験談を書いている方もなかなか限られてきます。それなら、幅広い知見のストックされた予備校に通うのが一番早いのではないかなと思います

例えば、特にアプライする中で苦労したレジュメ作りには助けられました。日本の大学に入るには大体、専用の問題集みたいなのがあって、模擬試験なんかがあって、志望校合格度や成果が数値化されて見えてきます。でも、海外の大学院で選考に使われるのは、志望動機書やCV(履歴書)など。(他にTOEFLや大学の成績書、場合によってはGREやGMATもありますがそれは今回は問題ではないので言及しません)

今まで私はそういうものを就職活動以外で書いたことがなかったし、もちろん目的が違えば書くことも違うので、なにから書き始めればいいかわからない。さらに、大学院が求めているもの、求めている人材も当時よくわかったいなかったので、自分のアピールの仕方も分からなかったです。

そんな中でエージェント/予備校を使うことで、自分の価値観や目指したいもの、今までの経験を棚卸しして自分の見せ方を研ぎ澄ましていける上、学校の分析の仕方、見どころもわかってきました。

自分一人の力ではできなかったことを予備校が助けてくれたと思います。
自分ひとりではネットを探しても、レジュメ作成はひとりひとり違うものだし、あまり他の人の文章を参考にしても、同質化したつまらないレジュメになってしまうと思うんです。専門のコンサルタントに教えてもらうことで、自分らしさがだせるような、レジュメになったと思います。英語の添削もネイティブのプロのコンサルタントにしてもらえたので良かったですよ。

(ただし、コンサルタント選びには注意してください。失敗する人もいるそう。レビューとかがあるなら見たほうがいいです。)


「不安が払拭される」「情報が得られる」


大学院受験は、国や地域によってはどのくらいの人が行くのか、どのくらいの人が受験して何人に合格通知が行くのか。なにもわからない状態でしたし、ネットを調べてもなかなかデータが出てこないのが現状。

そんなデータとか、どんな人がどういう目的で、こんな学校に合格をもらっていったよというのを聞けるのが予備校でした。すこしでもそういった情報が入ると、方向性が定まりますし、安心できると思います。

また、データだけでなく、レジュメ作成(志望動機書や英文履歴書)においては、前例、例えば私の場合だと、新卒(学部卒業)で海外大学院進学を目指す人、ヨーロッパ方面の大学院を目指す人、などといった自分とバックグランドが似ている人の志望動機書の書き方を少し参考にしながら構成や内容を考えていくということを行うこともできました。

あとで合格できなかったときに入っとけばよかったなんて思いたくなかったですし、私の場合、新卒だったこともあって後戻りも失敗も、できるだけ避けたい状況でした。他の人の事例がわかったのは心理的安全性が高かったです。


「仲間ができる」

まず通い始めてみると(コンサルティングなどのマンツーマンのコース以外だと)少人数制のクラスがあるので同じように留学を目指す仲間に出会うことができました。そこで繋がりを持つということはその時はありませんでしたが、留学はまだまだマイノリティでもあり、同じものを目指す人がこんなにいるのかと再確認することができました。

そんなことろがまず、私にとっては、同じようなものを目指して頑張っている人がいるんだから私も頑張ってみよう!みたいなモチベーションになりました。

そして、合格をもらってから留学出発の年の5月に、留学生壮行会というのがありました。そこで初めていろいろな方とつながることができました。

そこで、こんなにもMBAや海外大学院留学を目指す人がいるんだと驚きました。(学部正規留学や学部交換留学も方々も来ていました。)しかも、MBAを取られる方は、社費留学でも自費留学でも、ほんっとうに優秀な方ばかりに出会うことができました。言うなれば、日本の労働市場の中でもかなりの上澄みみたいな方々ばかりで、ああいった方々は普段学生とかやっていたらなかなか出会うことができないような人たちだと思います。



ざっくりまとめ

「自分ではカバーしきれないところをサポートしてくれる」
→特にレジュメ作成には助けられた!

「不安が払拭される」「情報が得られる」
→前例がわかるのがとても安心できた!

「仲間ができる」
→クラスメイトやイベントで知り合いができる!



結果、不安だったり周りに仲間がいなかったりしたら通ったらいいよと思っています。大体の予備校は無料カウンセリング的なものがあるので行ってみるといいと思います!




最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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