海外大学院に進学を決定するまでの道のり。

みなさんこんにちは、suwakoです。

私は大学卒業後、半年後の秋からイギリスのビジネススクールに進学します。

多くの日本人は大学卒業後には就職するのが普通で、大学院進学、ましてや海外のビジネススクールに進学をする人は今の時代でもなかなかいないと思います。

今回はある意味日本ではイレギュラーなことをした私の海外大学院(海外ビジネススクール)進学というアクションの理由をお伝えします。もちろん突然決めたわけではなく、だんだんと何層もの経験が積み重なって決定に至ったことなので、時系列順に説明をしていきます。

日本人のあなたにぜひ、大学後に進学という選択肢が増えればいいなと思います。




大学院進学に興味を持ったきっかけ


そもそも大学院進学という選択肢を持ったのは大学3年生のときのこと。

夏のインターンシップなど就職活動が始まる頃、5年後10年後、世界がどうなっているかを理解しないとキャリアなんて決められないと思い、当時既にベストセラーで本屋に平積みされていたリンダグラットンのLIFE SHIFTという書籍を手に取りました。

そこに書かれていたのはこれからのキャリアの進め方は、今私たちが経験しているものと「全く違うものになる」ということです。

若い人たちはこれから、一生一つの会社で働くことは少なくなり、キャリアとキャリアの間に働かない期間、人間関係構築にフォーカスする数年を挟むべき。その間に自分のアカデミックキャリアを更新するなどして、スキルアップを定期的にしていかないと社会の変化についていけなくなったりといったことが起こる。そんなようなことが書かれていました。(現在手元に本がなく内容確認することができないので後ほどアップデートする可能性があります)

これはキャリア相談をしてくれた後輩全員に勧めいている本で、キャリアを考える際にはぜひ読んでいただきたいです。

ヨーロッパでは大学院進学が普通であるということ


さて、そんな感じで大学院進学を心に決めた私ですが、その後ヨーロッパに留学しました。このブログの現在のメインテーマでもある「ハンガリー留学」です。

ハンガリーなどヨーロッパでは、大学の学位(学士)で卒業をする人はあまりおらず、基本的に大学院(修士)に進む人がほとんどです。また、マネージャーレベルに昇進するためには基本的に修士の学位を持っていることが普通だそう

これはヨーロッパらしいなと思いました。社会レベルがかなりものを言う社会です。昔は貴族階級と市民、農民が違う生活をしていたように、今でもその名残としてそういった文化的な認識があるのかなと思いました。

そこで多くの大学院生に会いました。交換留学生限定のイベントや、ハンガリー語クラスなどに普通にいますし、なんなら半分くらいは大学院生だったんじゃないかと思うくらいです。

そんな感じで「大学院進学が普通」という環境に身を置くことで、より「将来は大学院には絶対進学をするぞ」というプランはこの時点で決定をしていました

でも問題は、大学卒業後すぐに行くか、しばらく働いてから行くかということを決めなければいけなかったことです。この時点で既に留学を終えた大学4年の6月、7月でした。就職活動をするにも最後のチャンスでしたし、決定を迫られました。

この頃は毎日、今日は就職の気がする、今日は進学の気持ち。といった感じで毎日どっちがいいのか迷っていました。早く決めないと、どちらも手遅れになるからです。

何かアクションを起こさないと、と思い
①大学のキャリアセンターに相談に行く
②AGOSというMBA進学の予備校の無料カウンセリングに行く

この2つのアクションを起こしました。

就職への違和感


大学のキャリアセンターでほとんどの意思決定のきっかけができたと思います。キャリアのプロという感じのおじいさんが私のカウンセラーを担当をしてくださいました。

海外の大学院進学を迷っていて、という話をした時にこんなことを言われました。

「大学の教授なんかになるんだったらいいけどねえ、大学院に行ってもそれが仕事に生きるってことはあんまりないからねえ。だってあなたの学部で進学する人ほとんどいないでしょ。」

この人はいつの時代の話をしているのだろう。自分の仕事に関することをアップデートしていないのだろうか。と疑問に思いました。

海外留学をした人はわかると思いますが、海外では(少なくとも私が通ったハンガリーの大学では)大学は単位を取りに行く場ではなく、自分の知識を広げたりスキルを得たり、という自分を高める場です。留学前に日本で学んでいたときは、学校では何も学べない、勉強はつまらないと思っていましたが、大学2年のときにオクスフォードで政治・メディアを学んだことや、このハンガリーの経験で勉強に対する姿勢、大学は学びの場であるという価値観が形成されました。

話が長くなりましたが、大変違和感を覚えたカウンセリングで、大学院進学に疑問を投げかけられたことや就職に対して前向きに考えられなかったことも含めて本当は私は大学院進学をしたいんじゃないかと気づきました。

この時の懸念点は、
・海外大学院はもちろん時間とお金が余分にかかること
・ヨーロッパへの進学を希望していたが、日本に帰国したばかりで暫くは日本を出たくなかったこと(将来海外で働く経験がしたく、特に安心して暮らせるヨーロッパが良かったから、そのバックグラウンドを持ちたいのでヨーロッパ1択だった)
・みんなと違うことをする不安があったこと
・海外大学院に関して、受験・進学に関して情報量が少ないこと

この懸念点を抱えて予備校の無料カウンセリングに行きました。

ここではいつ進学するかの意思決定をする経験はありませんでしたが、TOEFLの必要スコアと進学までのスケジュール感が明らかになりました。

ここで、大学院留学、合格までの道筋が明らかになったこと、同じようなことを目指す日本人がそれなりの数いることを知れたこと、この2点で、進学をほぼ決めました

塾の料金ですが、学生の私には正直リーズナブルなものとは決して言えない値段で、親に払ってもらうのは申し訳なかったですが、この時に、いいよいいよ!頑張れ!と応援してくれた両親には涙が出るほど感謝をしています。

そんな感じで、大学院進学を決定しました。この時7月末だったと思います。

この後、何度も何度も不安になって泣いたり、自分のTOEFLスコアが伸び悩んで嫌になったりしました。本気で取り組んだ半年間だったと思いますし、大学に通いながら、スタートアップで働きながら、自分の将来のために本気でコミットできた時間はほんとうに熱くて頑張ってる自分が好きになれた日々でした。

この半年の記録は、ぜひ違う記事にいたしますので是非ご覧ください。




最後までお読みくださりありがとうございます!

Have a nice day!


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