学生時代に長期留学をオススメする理由


お金と時間があるなら、留学はすべきだと思っています。
懸念点として時間の面があるなら、卒業を伸ばしてでも行くべきだと思っています。
懸念点としてお金の面があるなら、奨学金取得や物価が安い国を選んだらいいと思います。


一般的に言われる長期留学のメリット


一般的には半年、1年以上の留学では英語力が伸びることや、視野が広がると言ったことが言われています。英語力が伸びることは想像がつくと思いますが、「視野が広がるってどういうことなの?」という曖昧な言葉への疑問もあるかと思うので、まずはそれを解説します。また、それ以上に長期留学で得られるものがあったのでそちらをご紹介していきます。



視野が広がるって何?


留学経験者の体験談でよく耳にする「視野が広がりました」という感想。ありきたりなようで意外と、具体的にイメージできない、そんな考えを抱いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

一言で簡単に表すとすると、「いろんなことが自分ごとになるということ」だと思っています。

歴史の授業で習ったオスマン帝国のヨーロッパ侵略がこれほどまでにヨーロッパの文化やアートに根付いているのかと驚いたり、ニュースで見ていたテロ事件が身近に起こって怖い思いをしたり。現地のヨーロッパの人々のライフスタイルが自分のライフスタイルに染み込み、時間に対する概念や食へのこだわりが日本にいる時から大きく変化したり。

歴史の授業の中だけの世界に感じていたこと、テレビの中で起こっているどこか遠くの世界のことだと思っていた出来事、そしておしゃれな雑誌に気取ったように描かれていたライフスタイル。

これらの「客観的にしか見られなかった体験」を主体的に初めて体験することができるのが留学だと思います。この「主体的な体験」が自分の視点を増幅させて、ヨーロッパの人間としての物事の見方ができるようになるんだと思います。

ヨーロッパの学生と同じ環境で過ごせること


これ以外に付け加えたいのが、「ヨーロッパの学生と同じ環境で過ごせることに意義がある」ということ。

私は大学学士(Bachelor)の時にヨーロッパ、ハンガリーの大学に留学していました。その時に感じたのは、「学生の意識の高さが違う」ということです。日本で一生懸命勉強していたり授業内で発言したりすると「あいつ意識高い」という見方をされる気がしますが、ヨーロッパでは違いました。学生たちの学ぶ意欲が高く、さらに一生懸命発言しようとします。「大学は学びの場である」という考え方をしていることを痛感させられました。

学業以外でも、ヨーロッパで育った同世代が歴史や芸術に造詣深く、また真剣に社会のこと、将来のことを考えて、さらに考え方もグローバルであることにも圧倒させられました。(もちろん全ての学生に言えるわけではありませんが)

歴史や芸術に関しては、彼らは幼少期から美術館で絵画の説明を受けて学ぶことが多いそう。ヨーロッパという土地柄、歴史に関する建物が多いことやそれを保全していこうという意識が高いせいもあって、こういった教育がされているのかもしれません。そのため歴史への知識が豊富で、ヨーロッパの建造物やアートを歴史を交えながら説明ができることに驚きました。

社会や将来のことを真剣に考えているのもそう。
私が仲良くしていたヨーロッパの子達は、ビジネス分野を学んでいる子達ばかりだったのでその色が強かったというものありますが。

なぜこういう人が多くいるのか考えた時に、欧米でのインターンシップ事情にあると思いました。欧米諸国では大学を卒業するために企業でのインターンシップが必須になっている大学も多くあるようです。インターンシップといっても日本のような説明会のようなものではなく、数ヶ月に渡って取り組み、PCもデスクも用意されて、ポジションが与えられてお金も発生するというものです。そういった経験で、ビジネススキルを磨くことができ、さらに世界を俯瞰して見られるようになると思うんです。

考え方がグローバルというのも、これが原因であるとも思いますが、もう一つ言えるのはヨーロッパの国と国の近さとEU内でのフリームーブメントが許されているところです。日本から違う国に行くときにはパスポートが必要ですが、シェンゲン協定加盟国間ではそれが必要ないので、小中の学生の時から他の国に修学旅行なんてこともよくあるようです。その経験で英語の必要性や他国の近さなんかも感じるのでグローバルな視野や英語力の向上の獲得に繋がるというのも、ヨーロッパの学生の視野間の広さにひとつあるのかなと思いました。


このように海外留学をするメリットは、英語力だけではありません。
主にヨーロッパでの留学のお話を書きましたが、他のエリアでもそれぞれ学びや気づきが色々バラエティーに富んでいるのだと思います。

ぜひ、学生時代に長期留学をしてみてください。


最後までお読みくださりありがとうございます。

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