海外で突然1ヶ月ホテル暮らしになった感想と乗り切り方

前回と前々回の記事で、ハンガリーでのお部屋探しの記事を書いています。
(前回の記事はこちら。前々回の記事はこちら。)

今回は、私の経験談として、留学先で突然住む家がなくなってホテル暮らしになった体験談を書いていきます。困ったこともたくさんあったので、海外で突然ホテル暮らしになってしまった方はこれを読んでぜひ参考にしていただければと思います。





なぜホテル暮らしに?


前回の記事で詳しく書いたのですが、私が契約をしていた学生マンション(学生用長期滞在ホテル)が、なんと建設中でだったんです。入居日まではAirbnbに宿泊していたのでてっきりもう定住できるものだと思っていました。

しかし、入居日の2日前に突然、マンションの運営会社から連絡が来ました。建設中で入居ができないと。

なぜかわかりませんが、9月1日から入居をする実感がもともとなかったです。そのせいですんなりとこの現実を受け入れることができました。

すでに、何事も自分の予定していた通りには行かないと学んでいたので、落ち着いて行動をすることができました。

もちろんマンション運営会社がホテル代を持ってくれたのですが、やはり不便なところは不便でした。

ホテル暮らしで困ったこと

ホテルに何週間も暮らすことって、しかも海外のホテルに突然暮らさなきゃいけなくなることって、あまりないと思います。今回はそんな時に困っていたことと、その対処法について書きます。

大きく4つ不便なことがありました。ぜひ参考になさってください。

①料理ができない

ホテルのお部屋には、そのお部屋がコンドミニアムか何かでない限りキッチンがありません。なので、きちんとした料理が食べられず、困りました。

なんとか助かったのは、そのマンションを運営している会社が、朝食付きのプランを提供してくださったことです。

ただ、朝は食べれてもお昼と夜ご飯がないんです。

持って行っていたレトルトご飯(お湯を注ぐとふやけてご飯になるアレ)とか、レトルト味噌汁などを食べました。たまには野菜も食べたり、野菜ペーストをクラッカーに塗ってしのいでたりもしました。夜ご飯にシリアルはよく食べていました。

結局のところ、電子レンジもないので基本的にお湯でできる料理をしていました。

今でこそ食にはクレイジーすぎるこだわりを持っている私があんな状況でいきていけたと驚いています。

もちろん、友達と出かける予定があれば、できる限り外食にしていました。そういう時は食物繊維とかカロリーがしっかり摂れるようなものを、積極的に選んでいました。


②乾燥している

ヨーロッパはもともとすごく乾燥していますが、ホテルもものすごいです。

海外にはマスクは売っていないので日本からマスクを持っていきましょう。(一部地域では屋外でマスクをつけることが法律で禁じられていますので、注意してください)

マスクをせずに寝ると、鼻の奥や喉の奥が痛くなったりします。ちなみに私はこれを放置していたせいもあって、風邪をひき、さらにはこじらせて急性気管支炎になりました。

薬もなく、病院に行く体力もなかったので放置したところ、2週間以上続きました。治りかけの時に両親が龍角散ダイレクトをブダペストに持ってきてくれたので、一気に治りました。

③毎日掃除が入る


貴重品や高価なものなどは毎回部屋を出るたび、夜眠るたびに貴重品ロッカーや鍵の閉められるスーツケースに入れてしまっていました。

また、お昼間、学校に向かう前には長時間部屋に戻れず、お掃除の方もお部屋に入ってきます。その時は、服やお化粧品、筆記用具や本に至るまで、ほぼ全てのものをスーツケースしまうようにしていました。

これはセキュリティ上、どうすることもできないので物理的に対応するしかなかったです。また、スーツケースごと盗まれるということもあるらしいので、スーツケースをロッカーに長めのキーを使ってくくっていました。

正直そこまでするの?!という感じではありますが、これ以上、万が一のことが起こるのは嫌だったので、対策は欠かさず行っていました。



④洗濯機がない

これが一番に心配したこと。マンションの担当者に1番に相談したのに、結局解決されないまま1ヶ月が過ぎました。

でも大丈夫!浴槽で洗濯ができます。

①赤ちゃん用洗濯石鹸を手に入れる!
私はホテルの近くにあったドラッグストアdm(ROSSMANNでもMullerでもOK)で、赤ちゃん用の液体タイプの洗濯石鹸を買いました。同時にゴム手袋の購入も忘れないでください。

②ぬるま湯につける!
それをぬるま湯をはった浴槽に入れて一晩おきます。(一晩は長すぎるかもしれないので、お好みで)

③すすぎ洗いをする!
翌朝、はってあったお湯を抜きます。新しいお水を何度か流して、すすぎ洗いをします。この時、手がかぶれちゃうといけないのでゴム手袋をはめましょう。

④乾いたタオルで余分な水分をとる!
びしょ濡れの洗濯物をどうするのか。ここで乾いたタオルの登場。
乾いたタオルで濡れた洗濯物を挟んで、タオルに水分を吸い込ませます。これであとは干すだけ!残りの水分はそのうち乾きます!

サバイバル!

これで1ヶ月乗り切りました。汚いだなんて言わないでください...。洗濯機ができる前までは人々はこうやって暮らしてたんですからね!!!
最終的にはかなり洗濯もプロになりました。



⑤そのほかに不便だと思ったこと


a) 希望の場所に住めるわけではないこと

マンション会社が与えてくれたホテルはブダペストの東駅の近くのホテルでした。ブダペストの東駅といえば、治安が良くないことで有名でした。

そういうことを知らなかったのでよかったですが、確かにホームレスや物乞いが多かったり、洗練された印象がなかった地域でした。

b) 旅行に行く時は少し心配

旅行に行く時は数日帰ってこないので、もし何か盗まれていたら、とか心配をしていました。きちんと荷物などはしまっていったのですが、やはり少し不安に思ってしまいました。

c) 旅行客が多く、騒がしい

これには時々困っていました。夜遅くにインド人らしき人がお部屋の外、ホテルの通路で大声で電話をし続けていたり、隣のお部屋で爆音を流してパーティーをしていたり...

朝食会場では、団体のアジア人観光客がたくさんいて、なかなか席が探しづらかったり、持ち込みの食べ物が強烈な匂いだったり...

彼らにとっては楽しいご旅行なのですが、そんな中で日常を送っていると少し騒がしいなと思ってしまうところもありました。



■まとめ
①料理ができない!
→外食や、手軽に食べられるレトルトやシリアルなどで対応。野菜不足になりがちなので、食物繊維を多く含むものを選んで食べるべき。

②乾燥している!
→マスクは日本から持っていくべし。

③毎日掃除が入る!
→万が一のことを考えて、できるだけものを出しておかない。

④洗濯機がない!
→赤ちゃん用の液体石鹸で手洗いをする。

⑤そのほか
→与えられたホテルのロケーションの治安やホテルの静かさはコントロールできない。旅行時に数日帰らないのも少し不安要素。


いかがでしたか?
1ヶ月ホテル暮らしをした後に定住できることが決まり、本当に嬉しかったのを覚えています。ちょうどその時期に両親がブダペストに来てくれたので、日本から持ってきてくれた色々なものを受け取ることができました。
お引越しをしてからは、スーパーに行って、調理しないと食べれない玉ねぎやニンジン、それにハンガリー名物のパプリカなどを喜んで買いに行きました。やっぱりあったかい野菜スープとかが恋しかったです!

最後までおよみくださりありがとうございました!


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