みなさんこんにちは、suwakoです！
今回は、私が経験した留学中、留学後の日本語能力の変化について書きます。
まず、結果から申しますと、留学をしていると、日本語能力は下がりました。
色々な面で下がってしまったとは思うのですが、主に感じたのは２点。
特に、リーディングとスピーキングの面では下がったと思っています。順にご説明していきます。
留学生活が始まると、身の回りに日常的に触れる文章はまず英語（または現地語）になります。現地の友達とのチャットや、英語（外国語）での授業など。
日常的に日本語に触れるのは、SNSでの友達からの投稿や家族とのチャット、インターネットでの検索などです。
一見問題なさそうですが、私の場合「日本語能力落ちた！」と気づいたのは、本を読んだ時です。日本から持ってきておいたビジネス書を読んだのですが、驚くほど理解ができなくて、しかも漢字が難しく見えて、久々の日本語での読書はかなり手こずった経験があります。
ただし、日本に帰ってきちゃえばまた日本語に触れる機会がありますし、難しい本を読まないよって方にはそんなに問題ではないかもしれません。
問題は次のスピーキング。
実は今でも違和感が残るスピーキング。
留学をするとスピーキングに関してどんな状況かというと... お察しの通り留学先で日本語はまず話しません。日本人の友達が何人もいれば話は別ですが、私の場合、そんなにいなかったですし、割とハンガリー人やヨーロッパの子達と遊ぶことが多かったので、寂しかったですが日本人と話す機会があまりありませんでした。
そんな感じで夏から留学し、冬休みのタイミングで家族がヨーロッパに遊びに来てくれました。その時に、会話していても、なかなかベーシックな単語が出てこなくて焦った記憶があります。
例えば「留学生」を表現できずに、「ええっと、internationalの... studentの子たちが....」みたいなことが冗談抜きで起こってしまいました。留学中に日本語を話す練習をしておくべきかという問いに関しては疑問が残りますが、機会があるなら日本人の友達などと定期的に会うのは悪いことではないと思っています。
さて、帰国してからは元に戻ったのかというと、私の場合はそんな簡単には戻らなかったです。なぜかというと、帰国してから１、2ヶ月ですぐに海外大学院進学を決意しTOEFLの勉強を初めて、再び英語漬けの日々が始まったからです。
TOEFLのスコアを数ヶ月でものすごく上げなければいけなかったので、大学とお仕事以外ではまず日本語に触れる機会は作らなかったです。なのでトータルでいうと、英語の方が多く触れていたと思います。お仕事でミーティングなどをするとき、単語レベルでなかなか日本語が出てこなくて困っていました。日本語を話すことにちょっとした緊張感を感じていました。
これだけ聞くと、少し話せないくらいでは問題ないんじゃないかと思われる方がいらっしゃるかもしれません。しかし、実はそれだけでないように感じていました。
自分の表現能力が下がると、自分の思考力が落ちる気がします。思考とはそもそもある程度は言語を使って行うものであり、これがないとアウトプットもできません。
留学中は英語で思考を行うこともありました。でも、複雑なことや専門的なことに関しては日本語で考えてから言語化していたので、バランスよく使っていたつもりではいました。
しかし、両者のレベルの差はもちろん大きく開いていたので、日本語で５つの言葉で表現できることを英語で１単語でしか表現できないように、英語での思考割合が多くなるにつれて思考の幅が狭くなったと思いました。
なので、やっておけばよかったと思うこととしては、日本語である程度レベルの高い議論を日常的に行うということです。最近になってやっと、英語の勉強も落ち着いたので、日本語に触れる機会が日常生活の９割以上になっています。読む本も英語から日本語に戻りましたし、かなり日本語能力も戻ってきたのではないかなと思っています。
留学すると日本語能力が下がるという話は、その人の言語レベルにも寄ると思いますし、どれだけ現地で日本語を使う機会があるのかにも寄ると思います。英語漬けでもいいし、日本人の友達と定期的に息抜きをするのも悪くありません。ぜひ、バランスのいい留学生活を楽しんでください。
最後までお読みくださりありがとうございます！
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まず、結果から申しますと、留学をしていると、日本語能力は下がりました。
色々な面で下がってしまったとは思うのですが、主に感じたのは２点。
特に、リーディングとスピーキングの面では下がったと思っています。順にご説明していきます。
リーディング
留学生活が始まると、身の回りに日常的に触れる文章はまず英語（または現地語）になります。現地の友達とのチャットや、英語（外国語）での授業など。
日常的に日本語に触れるのは、SNSでの友達からの投稿や家族とのチャット、インターネットでの検索などです。
一見問題なさそうですが、私の場合「日本語能力落ちた！」と気づいたのは、本を読んだ時です。日本から持ってきておいたビジネス書を読んだのですが、驚くほど理解ができなくて、しかも漢字が難しく見えて、久々の日本語での読書はかなり手こずった経験があります。
ただし、日本に帰ってきちゃえばまた日本語に触れる機会がありますし、難しい本を読まないよって方にはそんなに問題ではないかもしれません。
問題は次のスピーキング。
スピーキング
実は今でも違和感が残るスピーキング。
留学をするとスピーキングに関してどんな状況かというと... お察しの通り留学先で日本語はまず話しません。日本人の友達が何人もいれば話は別ですが、私の場合、そんなにいなかったですし、割とハンガリー人やヨーロッパの子達と遊ぶことが多かったので、寂しかったですが日本人と話す機会があまりありませんでした。
そんな感じで夏から留学し、冬休みのタイミングで家族がヨーロッパに遊びに来てくれました。その時に、会話していても、なかなかベーシックな単語が出てこなくて焦った記憶があります。
例えば「留学生」を表現できずに、「ええっと、internationalの... studentの子たちが....」みたいなことが冗談抜きで起こってしまいました。留学中に日本語を話す練習をしておくべきかという問いに関しては疑問が残りますが、機会があるなら日本人の友達などと定期的に会うのは悪いことではないと思っています。
さて、帰国してからは元に戻ったのかというと、私の場合はそんな簡単には戻らなかったです。なぜかというと、帰国してから１、2ヶ月ですぐに海外大学院進学を決意しTOEFLの勉強を初めて、再び英語漬けの日々が始まったからです。
TOEFLのスコアを数ヶ月でものすごく上げなければいけなかったので、大学とお仕事以外ではまず日本語に触れる機会は作らなかったです。なのでトータルでいうと、英語の方が多く触れていたと思います。お仕事でミーティングなどをするとき、単語レベルでなかなか日本語が出てこなくて困っていました。日本語を話すことにちょっとした緊張感を感じていました。
これだけ聞くと、少し話せないくらいでは問題ないんじゃないかと思われる方がいらっしゃるかもしれません。しかし、実はそれだけでないように感じていました。
自分の表現能力が下がると、自分の思考力が落ちる気がします。思考とはそもそもある程度は言語を使って行うものであり、これがないとアウトプットもできません。
留学中は英語で思考を行うこともありました。でも、複雑なことや専門的なことに関しては日本語で考えてから言語化していたので、バランスよく使っていたつもりではいました。
しかし、両者のレベルの差はもちろん大きく開いていたので、日本語で５つの言葉で表現できることを英語で１単語でしか表現できないように、英語での思考割合が多くなるにつれて思考の幅が狭くなったと思いました。
なので、やっておけばよかったと思うこととしては、日本語である程度レベルの高い議論を日常的に行うということです。最近になってやっと、英語の勉強も落ち着いたので、日本語に触れる機会が日常生活の９割以上になっています。読む本も英語から日本語に戻りましたし、かなり日本語能力も戻ってきたのではないかなと思っています。
まとめ
- リーディングは基本的に問題はないけど、読書をした時に、違和感を感じる！でも帰国をしたらすぐに慣れるので問題はなかった！
- 問題はスピーキング！英語レベルが上がるにつれて英語での思考が多くなり、結果的に表現能力の低下が思考の幅を狭めてしまうことも！適度に日本語での言語化をしていくことが大事！
留学すると日本語能力が下がるという話は、その人の言語レベルにも寄ると思いますし、どれだけ現地で日本語を使う機会があるのかにも寄ると思います。英語漬けでもいいし、日本人の友達と定期的に息抜きをするのも悪くありません。ぜひ、バランスのいい留学生活を楽しんでください。
最後までお読みくださりありがとうございます！
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