1年でヨーロッパ15カ国旅行した私が考える、旅をする理由

みなさんこんにちは、suwakoです♪

今日は旅行をテーマに、私が考えたことをシェアします。昨年はヨーロッパに住むという、貴重な経験をすることができました。ヨーロッパに住んでいると、日本から安くヨーロッパの国々に行けるので、この1年で多く回りました!周りの留学生のみんなも、毎週末どこかしらに遊びに行っていました。




さて、そんなことをしていたら、「本質を考えがち」な私は(笑)考えました。

なんで人は旅行をするのだろう…?


考えたことありますか?



きっかけ


正直、毎週とは言わないまでも毎月ヨーロッパの各国を回るのは、学生にとっては決して高くない値段。決して自分だけのお金ではなく親からもらったお金でもある自分の貯蓄。それを切り崩してまで旅行をする意味はなんだろう、旅行をする目的とゴールが欲しいと思い始めました。もともと何をするにも、その行動をする意味があって、必要なだけのお金と時間をかける価値があるのかどうかをいつも考える癖があったからです。


さて、なんで旅行をするか。

これは簡単にいうと、旅行は時間を作るためと、物事を自分ごとにするためだと思っています。





「時間を作るため」



普段、自分のいるべき場所(多くの人の場合は日本)では、学校や仕事、習い事など、自動的に予定が埋まっていきます。


旅行に出ることで、そういった日常から解放され、自分をリセットさせられる機会になります。


一見、旅行も立派な予定に見えますが、考えてみてください。そもそも旅行で欠かせないのは「移動時間」。


私は快適な移動時間ほど好きな時間はないです。私は移動時間を「自分がやりたいと思っていたことを集中してやる時間」、「興味を持ったことをかじっていく時間」と考えているからです。


私が尊敬する佐藤優さんだか池上彰さんだか、どちらかの方がおっしゃっていたのですが(対談だったのでどちらのお言葉か忘れました)、移動時間ほど仕事や読書が捗る場所はないと。


特に、新幹線は捗るので、東京から、確か広島くらいまでは飛行機は使わず、時間がかかっても新幹線を使うそうです。逆に飛行機は酸素が薄いという理由から捗らないそうです。


私は逆に新幹線はなぜか眠くなってしまうので向いておらず、飛行機はインターセットが繋がらないというある意味集中するには最高の環境が整っているので好きです。実際この記事のドラフトもフライト中に書き上げています。


そういう見方で考えると、旅行中の特に移動中にはたっぷりと時間をとって、自分の興味を掘り下げる時間、自分と向き合う時間であると考えています。


私の場合は、時間にもよりますが短いフライトで1つ、ヨーロッパへのフライトなど長いフライトで3〜4つのアクティビティを用意していきます。大体短いフライトには読書用の本を持っていきます。


ヨーロッパに行くときは、本の他に、ブログを書く用のPC、興味のあるテーマの雑誌を片っ端から読んでいく楽天マガジン、自分の考えたことを言語化する用のノートなどがいつものセットです。


逆に普段やっている仕事や勉強を持ち込まず、時間があったらやると決めているある意味娯楽系のことのみを持ち込むと決めています


忙しい社会人の方には参考になるかわかりませんが、特に学生のみなさんには、「時間があったらやりたいと思ってたこと」をアクションに移す機会にして欲しいな、なんて思っています。


ですので、旅をする理由の一つ目は、時間を作るため。




「物事を自分ごとにするため」



ヨーロッパを巡っていると、旅行のメインは歴史的建造物を巡ることになっていきます。そうすると高校生の時に世界史の授業で聞いたことのあるような単語に次々と出会います。


「自分が今いるところは、古代ローマ人がかつて住んでいたところなのか」とか、「自分が今見ているこの洋服はエリザベート(シシィ)が着ていたドレスなのか」などといった経験ができます。


物事を自分ごとにすることで何が変わるのかというと、自然と興味や知識が幅広く、深いものになることで、視野が広がり人生が豊かになるような気がしています。二十歳そこそこの小娘が人生を語るのは大変恐縮ですが、視野が広がるとはどういうことなのか、私なりに説明をさせてください。


恥ずかしいことに私は高校の時には理系選択だったので世界史は受験に必要ないという短絡的な考えのもと、あまり勉強をしませんでしたし学ぶ理由がわかりませんでした。


そんな私がヨーロッパを短
期間で集中的にまわることで、色々な知識が一気に蓄積されました。オーストリア・ハンガリー帝国の歴史や重要人物、第2次世界大戦関連のドイツの歴史、オスマン帝国侵略の歴史。これらすべてが、「今」に密接に繋がっていることを実感することができたんです。


  • オーストリア・ハンガリー帝国ではカフェ文化が盛んだったおかげで、「カフェ」という場での政治的議論が活発になった。その結果、革命に繋がったりした。
  • オスマン帝国の侵略で今は教会として使われている場所は以前モスクとして建設がされたものであって、装飾がいかにもイスラームを感じさせるものであること。そしてヨーロッパ人にはその点でトルコ人に対していい感情を持たない人がいること。
  • ドイツは今まではEU圏内では圧倒的にどの国からも信頼される大国であるということ。そして、今だに旧西ドイツと旧東ドイツ間での差があるということ。


そういったことを肌で感じ取ることで、同じことを見聞きしても、自分が得られる情報量、さらに自分の中で展開していける情報量が多くなったのを感じました


このおかげで、歴史の話などいわゆる一般教養と言われる面でヨーロッパのみんなと語り合うのがとても楽しくなりました。


ですので、旅をする理由の二つ目は、物事を自分ごとにするため。




いかがでしたか?


■まとめ
「時間を作るため」
・普段埋まってしまいがちな予定が強制的に空く時間が「移動時間」
・普段できないことをやる時間に。

「物事を自分ごとにするため」

・興味が広く、深くなることで視野が広がる
・同じことを見聞きした時の情報量が増えた



改めて旅をする理由を考えることで、旅がより一層、意味のあるものになるんではないかと思います。皆さんも自分なりの「旅をする理由」考えてみてください。